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韓国・国連軍司令部参加国が国防相会合 朝鮮半島戦争抑止・平和維持など議論
【ソウル聯合ニュース】韓国と在韓国連軍司令部参加国との第2回国防相会合が10日、ロッテホテルソウル(ソウル市中区)で開かれた。
同会合は昨年、朝鮮戦争休戦70年を機にソウルで初開催され、参加国の合意により定例化が決まった。
昨年は韓国国防部長官が単独で主催したが、今年は韓国とカナダの国防相が共催し、米国、オーストラリア、英国、フランス、ギリシャ、イタリアなど18の国連軍司令部参加国の閣僚や代表、ラカメラ国連軍司令官(在韓米軍司令官兼務)が出席した。韓国とカナダ、オランダからは国防相が、英国、ドイツ、フィリピンなど6カ国からは次官級が出席した。
金龍顕(キム・ヨンヒョン)国防部長官は開会のあいさつで「国連軍司令部は『韓国軍の圧倒的国防体制』『韓米同盟』と共に韓国の安全保障を守る3大中心軸」とし、今回の会合が北朝鮮には「強力な警告」のメッセージを、価値共有国には堅固な連帯のメッセージを送るきっかけになることを期待すると述べた。
続いて共催国であるカナダのブレア国防相が基調演説を行い、今年8月に国連軍司令部に加入したドイツのヒルマー国防次官があいさつした。
本会議では、朝鮮半島の戦争抑止と平和維持に向けた国連軍司令部の役割と韓国・国連軍司令部参加国間の協力および連帯強化策について韓国と国連軍司令部がそれぞれ発表し、参加国が意見交換を行った。
国防部は「今後も韓国と国連軍司令部参加国間の協力と連帯を強化するため、国防相会合を含む高官級の交流を続ける予定」とし、「このための準備過程で国連軍司令部や参加国と緊密に協力していく」と強調した。