▲国会本会議で2024年民生回復支援金支給のための特別措置法案が出席議員187人中賛成186人、反対1人で成立した。写真は反対のボタンを押した改革新党の李俊錫(イ・ジュンソク)議員。8月2日撮影。/news1

 自らの性接待疑惑を広めた相手を告訴し、逆に虚偽告訴容疑で告発された改革新党の李俊錫(イ・ジュンソク)議員(元「国民の力」代表)に対し、検察が嫌疑なしと判断した。

 ソウル中央地検刑事1部(金昇鎬〈キム・スンホ〉部長検事)は5日、李議員の虚偽告訴容疑について「嫌疑なし」と結論づけた。検察の関係者が7日に明らかにした。検察は「複数の事件関係者から聴取などを行った結果、容疑を立証するに足る証拠は不十分と判断した」と説明した。

 検察は情報技術関連企業アイカイストのキム・ソンジン代表とそのスタッフのチャン氏らを参考人として出頭させ、事実関係を確認した。検察は李議員からも聴取を行ったという。

 この事件は2021年12月、ユーチューブチャンネル「カロセロ研究所」が「李議員は2013年に大田でアイカイストのキム・ソンジン代表から2回にわたり性接待を受けた」との疑惑を指摘したことから始まった。李議員は疑惑を否定し、当時カロセロ研究所の動画に出演していたカン・ヨンソク弁護士とキム・セウィ元記者を情報通信網法上の名誉毀損(きそん)容疑で告訴した。これに対してキム・ソンジン代表の代理人を務めるカン・シンオプ弁護士は李議員を虚偽告訴容疑で告発した。キム・ソンジン代表は「性接待は事実」と主張している。

 警察は李議員について、疑惑の実態が存在するにもかかわらず、カロセロ研究所の関係者を虚偽の容疑で告訴したとみて、2022年10月に起訴相当として送検していた。

イ・ジョンア記者

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