韓国ロッテの代表的なチョコレートスナック菓子「ペペロ」が、海外にある日本ロッテの工場でも生産されることになった。ペペロのグローバルな売上を増やすため、韓日両国のロッテが協業するということだ。例えばベトナムでは、日本ロッテが2020年にロッテウェルフードから買収した工場でペペロを作るという方式になる。昨年、ロッテウェルフードが生産したペペロは国内外で約2000億ウォン(約200億円)の売上があったが、これを1兆ウォンまで増やす計画だ。

 ロッテグループは今月3日、ポーランドのワルシャワで行われた辛東彬(シン・ドンビン)=日本名:重光昭夫=会長主宰の「ワンロッテ食品社戦略会議」でこうした内容を協議した。同グループが8日に明らかにした。日本ロッテはペペロに似た「トッポ」という製品を作っているが、同じラインを利用してペペロを生産するものとみられる。ロッテはペペロの世界における売上を増やすため、ベトナムやインドなど既に進出済みの国を集中的に攻略し、韓日ロッテが共同でソーシングおよびマーケティング活動を展開し、新規の海外市場も開拓していくという方針だ。

 ロッテグループ関係者は「長期的には韓国ロッテが運営する工場で日本のロッテ製品を生産する案も検討中だ」と語った。

シン・ジイン記者

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