▲イラスト=UTOIMAGE

 シュノーケリングの名所として知られるフィリピン・ボホールの「バージンアイランド」が、観光客によるサンゴへの落書きが原因で無期限で立ち入り禁止となった。

 フィリピン現地メディアは今月2日、バージンアイランドの有名なシュノーケリングスポットが無期限で閉鎖されたと報じた。

 現地のダイビングインストラクター、ダニロ・メノリアスさんはSNS(交流サイト)で「周囲が約11メートル、直径約3.7メートルのサンゴが、観光客による人為的な行為で破壊された」と伝えた。

 落書きをした観光客の国籍については書かれていないが、公開されたサンゴの写真には「ソユン」「ミン」「キム」など韓国人の名前のような英字や、「カゴ」「ハロ」「トム」など観光客の名前と推定される文字がおよそ1メートルにわたって書かれていた。

 バージンアイランドは青い海と白い砂浜など素晴らしい自然景観が楽しめるフィリピンの代表的なリゾート地で、国家統合保護地域制度の下で環境保護を受けている。韓国でも「シュノーケリングの聖地」として有名だ。

 エドガルド・ボイ・アルケイ・パングラオ市長は同日、バージンアイランドのシュノーケリングスポット、エスタカの臨時閉鎖を命じ「該当地域のサンゴに深刻な被害が発生し、サンゴの回復に時間が必要だ」と述べた。また、サンゴの毀損(きそん)とサンゴ礁の破壊はフィリピンの環境法に違反する行為だと強調した。

キム・ジュヨン記者

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