【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は4日、大統領室でニュージーランドのラクソン首相と会談し、2006年に締結された両国の「21世紀パートナー関係」を「包括的戦略パートナー関係」に引き上げる議論を加速させることで合意した。

 ニュージーランド首相が国際会議に合わせた形ではなく、2国間会談のため訪韓するのは2015年以来となる。

 両首脳は会談で▼貿易と経済協力▼科学・教育と人的交流協力▼国防と安全保障協力▼地域と国際協力――などで交流を強化することを確認した。

 両首脳は北朝鮮の核・ミサイル開発やロシアと北朝鮮の軍事協力を強く非難し、北朝鮮の非核化と人権改善のため協力することで一致した。ラクソン首相は尹政権の北朝鮮非核化ロードマップ「大胆な構想」と自由・平和・繁栄に基づいた南北統一を目指す「統一ドクトリン」に対する支持を表明した。

 経済安全保障分野では定例の「経済安保対話」を発足させることで合意した。

 また、両国が自由貿易協定(FTA)を締結してから来年で10年になることを受け、貿易・投資を拡大し、協定の改善を模索することで一致した。

 韓国大統領室は会談について、「価値を共有する有志国として域内と国際舞台での緊密な協力強化の意志を確認した」と評価した。

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