国際総合
「フォトショかと」 ドアの長さ4.6mの中国製EVが話題に
【NEWSIS】中国のある自動車メーカーが発売した電気自動車に異常に長いドアが付いているということで、同国内でも話題になっている。
あるインターネット・コミュニティー・サイトには8月29日、「これを本当に発売するんだ」というタイトルの投稿があった。
投稿者は、中国のある自動車メーカーが発売した新型電気自動車の写真をアップロードした。見た目は一般的な車と変わらないように見えるが、ドアが異常に長い。
これを見たネットユーザーたちは「本当にあんな風に作るわけがない」「写真加工ソフトで真ん中の部分を伸ばしたんじゃないのか?」「隣に別の車が止まっていたら、この車に乗れないのでは」「ドアのヒンジが耐えられなさそう」と、信じられない様子だ。
ところが、この車は実際に中国の自動車メーカー「上汽通用五菱汽車」が発売した「宏光ビッグEV」であることが分かった。
これは2020年に発売され、中国で旋風を巻き起こすほど人気になった電気自動車「宏光ミニEV」の拡大バージョンだ。
4人乗りの電気マイクロカーの宏光ミニEVは2020年に発売されたが、2021年に中国だけで39万台以上売れ、米電気自動車「テスラ」を抜き、中国で最も多く売れた電気自動車となった。
「捜狐(sohu.com)」など現地メディアによると、この車のフロントデザインは宏光ミニEVと同じだが、ドアの長さはなんと4.61メートルに達するという。
上汽通用五菱汽車は今年4月にこのモデルを正式に発売した。価格は3万元(約60万円)だ。
これについて現地メディアは「宏光ビッグEVの運転席は本来のデザインを保ちつつ、洗練されたオレンジ色を加え、全体的なインテリアがさらに若くダイナミックになった」「室内の配置はそれほど変わっていないが、ディテールを調整して雰囲気が一層リラックスできるようになった」と説明している。
パク・ウンヨン記者