【ソウル聯合ニュース】韓国経済団体の韓国経済人協会(韓経協)は27日に公表した資料で、韓国は昨年の国内総生産(GDP)が世界14位の経済大国だが、トウモロコシ、小麦、大豆など主要穀物の90%以上を輸入に依存していると指摘した。

 また、英誌エコノミストの調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が各国の食糧供給力や食品安全などを総合評価し発表する世界食糧安全保障指数で、韓国は日本、中国より順位が低いことも明らかになった。2012~22年の韓国の順位は37~44位だった。同期間に日本は20位以内を維持し、中国は49位から25位に上昇した。22年の同指数の4大項目別の順位で、韓国は3項目で日本、中国より順位が低かった。

 韓国は海外での穀物流通網構築の側面でも日本や中国に比べ競争力が劣ることが分かった。穀物確保の面では、大量に穀物を輸入する国に比べ国内の需要が少なく、穀物購入時に国際入札市場で不利になり、農産物価格が国際穀物価格の変動時に敏感に反応する構造だ。

 韓経協は、関連法の制定を強化し、海外穀物流通網と備蓄対応策を設けることで食糧安保を国家中核課題として扱うべきだと指摘した。

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