経済総合
油類税引き下げを2カ月延長 中東情勢不安受け=韓国
【世宗聯合ニュース】韓国の企画財政部は21日、ガソリンや軽油に課す「油類税」の引き下げ措置を2カ月延長する方針を明らかにした。中東情勢の不安などによる国際原油価格の不確実性や国内物価を踏まえた措置だ。
現在のガソリンの油類税は1リットル当たり164ウォン(20%、約18円)引き下げた656ウォンを課している。軽油は174ウォン(30%)引き下げた407ウォン。
政府は物価安定を理由に2022年7月からガソリンと軽油の油類税引き下げ幅を37%まで拡大したが、昨年からガソリンは25%に縮小。先月から現行の水準に縮小し、今月末まで適用する計画だった。しかしイスラエルとイランの対立などで国際原油価格の不確実性が高まり、油類税引き下げ措置の延長が決まった。安定期に入った国内物価に与える影響も考慮された。