【済州聯合ニュース】韓国南部の済州道は１９日、台風９号の北上に備え、災難（災害）安全対策本部が非常体制に入ったと明らかにした。

　済州道は道内すべての海岸からの避難命令を発令し、接近を禁止するとともに、河川周辺や低地帯にあるトレッキングコースなどの危険地域への立ち入りを規制する。

　住民、観光客、釣り客などは海岸に接近できず、違反時には関連法により２００万ウォン（約２２万円）以下の過料が科される。

　済州道は公務員などを配置して人的被害の恐れがある地域など１８２カ所への出入りを規制する。

　台風９号は１９日午前３時時点で、沖縄の南西約３６０キロ付近の海上を北上している。２０日午前には済州全域に強風を伴った雨が降ると予想される。