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解放記念日に「君が代」放送 韓国公共放送が謝罪=特別チーム設置へ
【ソウル聯合ニュース】韓国の公共放送局「KBS」が日本の植民地支配からの解放記念日「光復節」の15日にオペラ「蝶々夫人」を放送し、日本の国歌「君が代」が流れたことについて、KBSは16日、改めて謝罪するとともに、問題改善のためのタスクフォース(TF)を設置すると発表した。
また別の番組の天気のコーナーで使われた太極旗(韓国国旗)の左右が反転していたことについても謝罪した。
KBSによると、同社の朴敏(パク・ミン)社長は同日の役員会議で、「国家的に重要な日に不快感を与えたことに執行部を代表して心より謝罪申し上げる」と述べた。
KBSは今回明らかになった問題点を改善するため、副社長が主宰するTFを直ちに設置し、制度の改善を進めることを決めた。TFは報道、制作、編成、技術、人事、審議など分野別の局長級で構成される。
KBSは15日、明治期の長崎を舞台にしたプッチーニ作曲のオペラ「蝶々夫人」のソウルでの公演を録画放送したが、光復節に「君が代」が流れる作品を放送するのは不適切だとの批判が上がっていた。