▲11日(現地時間)、重量挙げ女子81キロ超級の授賞式で喜ぶ銀メダルの朴恵正(パク・ヘジョン)。写真=キム・ジナ記者/NEWSIS

 【NEWSIS】韓国代表選手団のメダル獲得ラッシュは2024年パリ五輪の最終日まで続いた。五輪最終日の11日(現地時間)、重量挙げ女子81キロ超級の朴恵正(パク・ヘジョン)=京畿道高陽市庁=が銀メダル、近代五種女子の成承民(ソン・スンミン)=韓国体育大学=が銅メダルを一つずつ獲得した。

 これで韓国は金メダル13個・銀メダル9個・銅メダル10個でパリ五輪を終えた。メダル獲得数の総合ランキング順位は8位だった。

 この結果は当初の目標だった「金メダル5個、総合順位15位以内」をはるかに上回るものだ。

 金メダル13個は過去最多金メダル(2008年北京五輪・2012年ロンドン五輪)に並ぶ記録だ。また、獲得メダル合計32個は、自国以外で開催された五輪での最多メダル数(2008年北京五輪)タイだ。自国開催の五輪を含めれば、獲得メダル数の最多記録は1988年ソウル五輪の33個(金メダル12個・銀メダル10個・銅メダル11個)だ。

 パリ五輪には1976年モントリオール五輪の50人以降で最も少ない143人が出場したが、成果は目覚ましいものだった。

 特に「銃(射撃)」「刀(フェンシング)」「弓(アーチェリー)」の活躍が際立った。

 今大会のアーチェリー種目で5個の金メダルを総なめした「世界最強」の韓国は銀メダルと銅メダルも1個ずつ取った。世代交代に成功した射撃では過去最高成績の金メダル3個・銀メダル3個を獲得し、フェンシングも金メダル2個・銀メダル1個と、メダル争いの中で大きな役割を果たした。

 テコンドーは金メダル2個・銅メダル1個を獲得、「テコンドー宗主国」のプライドを守った。また、バドミントンでも金メダルと銀メダルを1個ずつ追加。長い低迷期を経た柔道も銀メダル2個・銅メダル3個を手にした。重量挙げは銀メダル1個を加え、久しぶりに五輪メダリストを出した。

 さらに、卓球で銅メダル2個、競泳・ボクシング・近代五種で銅メダルを1個ずつ追加した。

 現地取材記者団が選ぶ韓国代表選手団の最優秀選手(MVP)は、アーチェリー3冠に輝いた林是見(イム・シヒョン)=韓国体育大学=と金優鎮(キム・ウジン)=清州市庁=だった。

 獲得メダル数の総合1位は米国(金メダル40個・銀メダル44個・銅メダル42個)で、4大会連続トップの座を守った。

 米国は五輪終盤まで金メダル39個で、中国(金メダル40個・銀メダル27個・銅メダル24個)を下回っていたが、最終種目だった女子バスケットボール決勝で優勝し、40個目の金メダルを獲得して逆転した。

 米国の金メダル数は中国と同じだが、銀メダルと銅メダルの数で上回った。総メダル数での順位でも米国(126個)が中国(91個)を大きく引き離した。

 金メダル20個・銀メダル12個・銅メダル13個を獲得した日本は、東京五輪に続き2大会連続で3位になった。

 韓国のパリ五輪最終日は朴恵正と成承民が飾った。

 朴恵正はフランス・パリのパリ南アリーナ6で行われた重量挙げ女子81キロ超級で、スナッチ131キログラム、ジャーク168キログラム、合計299キログラムを持ち上げ、韓国新記録を作って銀メダルを手にした。

 重量挙げ韓国代表が五輪の表彰台に立ったのは、2016年リオデジャネイロ五輪女子53キロ級・尹真熙(ユン・ジニ)の銅メダル以来8年ぶりだ。

 朴恵正はスナッチ3回目で自己最高記録の130キログラムより1キログラム重い131キログラムを持ち上げ、韓国新記録を打ち立てた。

 ジャークでも安定した試合を続け、2回目の168キログラムに成功した。173キログラムを持ち上げることはできなかったが、競技場を埋め尽くした観衆は全員、朴恵正への拍手を惜しまなかった。

 五輪に初出場した成承民も新たな歴史の1ページを書き加えた。

 成承民は近代五種女子決勝で乗馬・フェンシング・水泳・射撃・ランの合計を1441点として3位になった。

 近代五種の韓国代表が五輪女子の部でメダルを取ったのは初めてだ。2020年(2021年開催)東京五輪で全雄太(チョン・ウンテ)が取った男子の銅メダルが韓国にとって近代五種の初メダルだった。

 アジアの女子選手が五輪の近代五種で表彰台に立ったのも成承民が初めてだ。

 共に出場した金善祐(キム・ソヌ)=京畿道庁=は合計1410点で8位だった。

キム・ジュヒ記者

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