▲2024年パリ五輪バドミントン女子シングルスで金メダルを獲得した安洗塋(アン・セヨン)。写真=news 1

 2024年パリ五輪バドミントン女子シングルスで金メダルを獲得した安洗塋(アン・セヨン、22)=サムスン生命=の大韓バドミントン協会批判発言に対し、同協会側が反論する中でした発言が波紋を呼んでいる。

 同協会は7日の報道資料で、「安洗塋の膝の負傷を放置し、無理やり国際大会に出場させたことはない」と反論した。この反論で、同協会は「できる限り支援した。支援がおろそかだったとは思わない。目線の高さが違うようだ。決まっている予算内で優先順位を決め、効率的に活用した。(サッカー英プレミアリーグで活躍している)ソン・フンミンや(フィギュアスケート金メダリスト)キム・ヨナに合わせた目線の高さが(安洗塋の)基準なら、足りないと思うしかないのではないか」と述べた。

 同協会の「目線」発言はインターネット・コミュニティー・サイトなどで急速に拡散され、物議を醸している。ネット上では「協会の選手をかばうべきなのに、他種目の選手と比較して格付けしている」「世界1位の選手に目線がどうこう言っている」「じゃああなた方はどれだけのレベルなんですか?」「28年ぶりに金メダルを取った選手に対する扱いがあれだなんて」など批判の声を上げている。

 同協会のキム・テクギュ会長は7日午前、予定より早く仁川国際空港に到着・帰国した。当初は安洗塋ら韓国代表選手団と同じ便で帰国する予定だったが、「報道資料配布」のため予定より早く帰国したと説明した。その後、同協会はA4用紙10枚にわたる報道資料を配布した。

 同協会は「大会出場は強要ではなく、選手の選択だ。パリ五輪に出場した12選手のうち、安洗塋だけに今年2月から個人トレーナーを付けて負傷の管理や回復を支援した」と反論した。五輪前にパリに到着した後、練習中に足首を痛めたことについては「安洗塋が指名した韓方(韓国漢方)医と交渉し、1100万ウォン(約120万円)以上の経費をかけて支援した」とも語った。

キム・ジョンヨン記者

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