【TV朝鮮】（アンカー）

　韓国国家情報院（韓国の情報機関）は先日、北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）総書記が体重140キロの超高度肥満に高血圧と糖尿病を患っており、新薬を探していると韓国国会に報告しました。当局は実際に満40歳の金正恩総書記がジャコウジカから抽出されたジャコウを点滴に入れ投与した事実を把握しています。イ・テヒョン記者がお伝えします。

（記者リポート）

　文在寅（ムン・ジェイン）前大統領と共に白頭山に登った北朝鮮の金正恩総書記はずっと息苦しそうです。

（金正恩　／北朝鮮総書記、2018年）

　「全く息切れしませんね」

　今年6月にロシアのプーチン大統領が訪朝した際にも、プーチン大統領と共に歩く時はずっと息苦しそうで、暑さで疲れて屋外でのスケジュールを先送りすることもありました。

　国家情報院は金正恩総書記の体重が140キロに達したとして、高血圧と糖尿病の症状が出ていると国会に報告しました。

　李成権（イ·ソングォン）　／国民の力議員（国会情報委員会幹事）

　「心臓疾患の高リスク群に該当すると（国家情報院は）分析しています」

　国家情報院は金正恩総書記が実際に海外で新薬を探し求めていると明らかにしましたが、

　韓国政府当局の関係者は「金正恩が最近点滴でジャコウジカの薬剤投与を受け、血圧が下がるなど効果が出ていることを把握している」「高齢の部下たちにも勧めている」と伝えました。

　ジャコウは雄1頭から30グラムしか手に入らないため、価格が金の3倍という非常に貴重な薬剤とされています。

　キム・ソクヒ　／大韓韓医師協会

　「糖尿病や高血圧、高脂血症などに非常に効果的という多くの研究結果が出ています。ジャコウを静脈に投与した部分は非常に有効だったと...」

　専門家はジャコウの主要な産地でもあり、密着を強化しているロシアから薬剤を輸入しているとみています。TV朝鮮、イ・テヒョンがお伝えしました。

（2024年8月5日放送　TV朝鮮『ニュース9』より）