▲イラスト=UTOIMAGE

 【NEWSIS】2024年パリ五輪で生まれて初めてメダルを獲得した柔道選手が、うれしさのあまり力強くガッツポーズをして肩を痛めるというハプニングがあった。

 アディル・オスマノフ(24)=モルドバ=は先月29日、フランス・パリで行われたパリ五輪柔道男子73キログラム級3位決定戦で、マヌエル・ロンバルド(25)=イタリア=を破り、銅メダルを獲得した。

 この試合の映像を見ると、審判が左手を上げて勝利を宣言すると、オスマノフは歓声を上げて拳を握りしめ、右腕を振り回しガッツポーズをした。ところが、オスマノフは直後に顔をゆがめ、肩を押さえてうずくまった。

 英紙デイリー・メールは「興奮したオスマノフ選手は結果発表後、右腕を激しく振った。すると、喜びはまもなく苦痛に変わった」と書き、同選手が腕をあまりにも強く振り回したために肩を負傷したこと報じた。

 幸い、授賞式が行われるまでの間にオスマノフは応急処置を受けて無事表彰台にたち、生まれて初めてのメダルを受け取ったとのことだ。

 同紙は「オスマノフは五輪に出場する前に肩の手術を受けるよう助言されていたが、柔道の夢を追うために手術を五輪後に延期していた」と報道した。

 試合後、オスマノフは「メダルは亡くなった父にささげる」と語った。

 オスマノフは五輪出場の夢をあきらめた父親の勧めで、2011年にロシア・モスクワで柔道を始めた。オスマノフの家族は父親・母親・兄弟姉妹もアスリートの「スポーツ一家」だ。

 オスマノフは「スポーツの目標は可能な限り自己実現をすることだ」と語った。

ファン・ソジョン記者

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