▲イラスト=UTOIMAGE

 パリ五輪のサーフィン男子に出場するオーストラリア代表選手が、旭日旗柄のサーフボードの使用を考えていたものの、韓国側の抗議で試合前に撤回していたことが明らかになった。

 これは、誠信女子大学の徐ギョン徳(ソ・ギョンドク)教授が2日、交流サイト(SNS)「フェイスブック」に、日本のスポーツ紙電子版「東スポWEB」に掲載された1日付の記事を引用して伝えたものだ。

 サーフィン男子オーストラリア代表のジャック・ロビンソンは先月25日、インスタグラムに旭日旗柄のサーフボードの写真を載せ、「(オリンピックまで)残り2日。AIにインスパイアされたボードだ」と投稿した。AIとは2010年に亡くなった伝説的なサーフィン選手アンディ・アイアンズのイニシャルで、彼は生前、旭日旗柄のサーフボードを愛用していたという。

 しかし、ロビンソンのインスタグラムを見たサーフィン韓国代表チームや大韓体育会がパリ五輪関係者を通じてオーストラリア・オリンピック委員会に抗議した。オーストラリア側は五輪開幕前日にロビンソンから「旭日旗柄のボードは競技で使わない」という回答を得たと伝えてきた。

 サーフィン韓国代表チームのソン・ミン監督は「西洋圏のサーファーには旭日旗柄を(サーフボードの)デザインに使用するケースが多い。旭日旗柄をマーケティングに利用することに対して警戒心を促し、国際サーフィン連盟(ISA)と全世界のサーフィン・コミュニティーに使用自制を要請する考えだ」と語った。

キム・ミョンジン記者

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