社会総合
韓国 きょうのニュース(8月1日)
◇野党6党 放送通信委員長の弾劾手続き開始
最大野党「共に民主党」など野党6党は1日、放送や通信を担当する放送通信委員会の李真淑(イ・ジンスク)委員長(閣僚級)の弾劾訴追案を国会に提出した。李氏は7月31日に任命されたばかり。野党が放送通信委員会トップの弾劾案を提出したのは4回目となる。野党は李氏の弾劾案で「人事聴聞会で道徳性や資質で大きな問題が明らかになったが、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は任命を強行した」と批判。弾劾案を提出した共に民主党の金玄(キム・ヒョン)議員は「公営放送の掌握を止めない尹政権に厳重な警告を送るため、弾劾に乗り出した」と述べた。
◇ダブル高気圧に覆われた朝鮮半島 猛暑続く見通し
韓国全国で8月上旬も猛暑が続く見通しだ。気象庁は1日の定例会見で、朝鮮半島がチベット高気圧と北太平洋高気圧で二重に覆われ、全国のほとんどの地域で猛暑が続いていると説明した。各地で猛暑警報・注意報が発令されている。気象庁の関係者は「雨が降れば一時的に気温が下がるが、その後再び気温が上がり、降水によって湿度も高くなることで体感温度はさらに上がるだろう」と予想した。
◇慰安婦被害者施設への寄付金返還訴訟 最高裁が差し戻し
大法院(最高裁)は旧日本軍の慰安婦被害者が共同生活を送る施設「ナヌムの家」(京畿道広州市)の後援者が同施設を相手取り寄付金の返還を求めた訴訟で、原告敗訴とした二審判決を破棄し、審理をソウル中央地裁に差し戻した。大法院は原告が寄付した目的と実際の使用状況が一致しないとして、寄付金は返還されるべきとする判断を示した。
◇コロナ入院患者が4週間で5.1倍
疾病管理庁が1日に公表した資料によると、新型コロナウイルス感染症による全国の入院患者数は7月第1週の91人から第4週には465人に増加し、この4週間で5.1倍増えた。また百日ぜきやマイコプラズマ肺炎などの感染症にかかる子どもが増えており、防疫当局は手洗いや咳エチケットの徹底を呼び掛けた。
◇パリ五輪6日目 韓国がフェンシング男子サーブル団体で3連覇
パリ五輪第6日は31日(現地時間)、フェンシング男子サーブル団体の決勝で韓国の呉尚旭(オ・サンウク)、具本佶(ク・ボンギル)、パク・サンウォン、ト・ギョンドンがハンガリーを45―41で制し、金メダルを獲得した。韓国は2012年のロンドン五輪、21年開催の東京五輪に続き男子サーブル団体で3連覇を達成した。16年リオデジャネイロ大会では同種目が実施されなかった。韓国選手団の金メダルは6個に増えた。