▲イラスト=UTOIMAGE

 インドで、ホテルに侵入した泥棒が、盗む品物がなくて逆に現金を置いていったというエピソードが拡散され、話題になっている。7月28日(現地時間)タイムズ・オブ・インディアなどインド・メディアが報じた。

 報道によると、7月中旬ごろインドのあるホテルの厨房に、覆面姿の泥棒が侵入したものの、逆に現金を置いて出ていくという事件が発生した。

 泥棒の姿はホテルの防犯カメラにしっかり映っていた。公開された映像を見ると、帽子を深くかぶった覆面姿の男がホテルの厨房に侵入し、何を盗もうかと室内を物色し始める。

 ところが、どんなに探しても現金や貴金属が見つからないため、男は防犯カメラの方をまっすぐ見つめ、がっかりしたというようなジェスチャーを見せる。

 男はその後、諦めきれずに再び数分間にわたって厨房を物色するが、観念したように冷蔵庫から水のボトルを1本取り出す。

 男は再び防犯カメラの方を見つめ、ジェスチャーを見せた後、テーブルの上に20ルピー(約36円)を置いてホテルを出ていった。男は冷蔵庫から取り出したボトルの代金を置いていったものとみられる。

 ホテル側は、男性が侵入していたことに全く気付いていなかったが、事件から1週間たってようやくこの事実を知り、警察に通報した。

 現地の警察は、男が窃盗の常習犯の可能性があるとして、行方を追っているという。

キム・ミョンイル記者

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