国際総合
ユーロニュース「EUがメダル38個で1位」 まさかの計算法にネット騒然 パリ五輪
欧州のあるニュースチャンネルが、2024パリ五輪の国別メダル獲得順位について、欧州の参加国のメダル獲得数を全て合わせて「欧州連合(EU)が1位」と報じ、物議を醸している。
欧州の24時間ニュースチャンネル「ユーロニュース」は7月30日、X(旧ツイッター)の公式アカウントで「EU国家が五輪で重要な役割を果たしている」とつづり、1枚の写真を投稿した。
写真の中の表を見ると、「EUカントリーズ」が金メダル11個、銀メダル13個、銅メダル14個、合計38個のメダルを獲得して1位になっている。
しかしこれはフランス、イタリアなどパリ五輪に参加している欧州各国のメダルを全て合計したものだ。ユーロニュースの計算方法によると、2位は日本、3位は中国、4位はオーストラリア、5位は韓国だ。
この順位について、ネットでは「こんな計算方法はありえない」という反応が出ている。「敗者のような振る舞いだ」「アジアの国が1-3位だから、EUで一つにしちゃったんだね」「アジアの国々も合計しよう」などの意見がネット上で見られた。
五輪の総合順位については公式の基準がない。国際オリンピック委員会(IOC)は、正々堂々と戦うスポーツ精神に結果は重要ではないとして、総合順位は非公式としている。しかし、五輪開催国のオリンピック組織委員会は公式サイトで順位を出している。
国によって順位の算出方法は異なるが、韓国を含め大半の国は金メダルの数で順位を決めている。金メダルの数が同じである場合は銀メダルの数を比較し、銀メダルの数も同じであれば銅メダルの数を比較する。米国、英国、カナダなどは金・銀・銅を分けずにメダル獲得総数で順位を出している。
チョン・アイム記者