◇研修医募集 締切日迎えるも志願者集まらず

 大学医学部の定員を増やす政府の方針に反発し、研修医が辞表を提出して一斉に職場を離脱しているなか、9月から勤務する今年下半期の研修医募集の締切日(31日)を迎えたが、志願者はごく少数にとどまっている。病院側は、復帰した研修医が専門医資格を取得できるよう特例を設けると明らかにしたが、研修医は関心を示さず、医療現場の混乱は解消される兆しが見えない。研修医の復帰が見込めないなか、政府は大型総合病院が重症患者の治療に専念できるよう構造転換を急ぐ方針だ。

◇熱中症患者 2カ月で約1千人に迫る

 疾病管理庁が全国500カ所の救命救急センターに設置した熱中症監視システムによると、運営を開始した5月20日から今月28日までに搬送された熱中症患者は995人だった。患者の数は前年同期比3.4%増加し、死者も4人出た。熱中症患者の発生は毎年7月末~8月初めに集中し、昨年は全体の57%が7月20日から8月10日までの間に発生した。保健当局は、昼間の活動を控える一方で水分を十分に取り、涼しい環境を維持するよう呼びかけた。

◇南北統一 北朝鮮の放棄宣言も「必要」増加

 北朝鮮が昨年末、朝鮮半島の統一政策から韓国を敵対国とみなす政策に転換し、南北関係を「2国家関係」と規定すると宣言して以降、韓国ではむしろ「統一が必要」と考える人が増えていることが分かった。南北統一政策に関する大統領諮問機関、民主平和統一諮問会議が31日に公表した南北統一に関する世論調査の資料によると、回答者の78.0%が「南北統一が必要」と考えていることが分かった。39.9%が南北統一が「とても必要」、38.1%が「ある程度必要」と回答した。統一が必要と考えている人の割合は2四半期連続で増加し、2018年7~9月期に記録した78.3%に次ぐ高水準となった。

◇サムスン電子の営業益15倍 4~6月期

 サムスン電子が31日発表した4~6月期の連結決算によると、本業のもうけを示す営業利益は10兆4439億ウォン(約1兆1500億円)で前年同期の14.6倍を記録した。人工知能(AI)市場の拡大に伴う半導体メモリーの需要回復と価格上昇などにより半導体部門の業績が大幅に改善し、業績全体をけん引した。

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