社会総合
「ふう、助かった。安全な帰国」 韓国で活動中の仏男性タレント、韓国アーチェリー金メダルに安堵 パリ五輪
フランス出身のタレント、ファビアン(36)がアーチェリー男子韓国代表チームの2024年パリ五輪金メダル獲得を喜んだ。
ファビアンは30日、写真交流サイト(SNS)「インスタグラム」に「大韓民国アーチェリー男子団体金メダル。フランスも銀メダル。ふう、助かった。安全な帰国」と書き込み、写真を1枚掲載した。
写真のファビアンは、アーチェリー男子団体戦の決勝戦が行われた競技場で、太極旗(韓国国旗)を手に笑っている。これを見た同じくフランス出身のタレント、ロビン・デイアナ(34)も「僕たち、助かったな」というコメントを寄せた。
実はファビアンは「最近、フランス人だという理由で韓国のネットユーザーたちからアンチコメントが寄せられ、悩んでいる」と語っていた。26日のパリ五輪開会式で五輪組織委員会側が韓国代表選手団を「北朝鮮」と紹介したことに関連して、一部のネットユーザーたちがファビアンのSNSにアンチコメントを書き込んだためだ。
ファビアンは「韓国代表選手団が入場した時、パリ五輪組織委員会は『北朝鮮』と紹介した。私はその時、SBSで生中継をしていて全く気付けていなかったが、放送がすべて終わってから知った。あまりにもあきれて、腹が立った。五輪という世界的なスポーツ・イベントでこんなことが起こるなんて、当惑している」と話した。
そして、「家に帰ったらSNS、Eメール、コメントで炎上していた。初めてのことではない。アジアカップのカタール大会の(サッカー韓国代表の)ソン・フンミン選手=英トッテナム・ホットスパーFC=とイ・ガンイン選手=パリ・サンジェルマンFC=の間でもめ事があった時もアンチコメントが殺到した。今回も私の国で開催されるオリンピックなので、また私が悪口を言われている」と言った。
ファビアンは韓国でタレント、俳優、モデル、ユーチューバーなどとして活動している。2008年の韓国ドラマ『エデンの東』でデビューし、その後は数多くのバラエティー番組で活躍するなど、「親韓」外国人タレントとして知られている。2022年3月には韓国の永住権を取得したことを発表した。
チョン・アイム記者