【ソウル聯合ニュース】韓国の申源湜(シン・ウォンシク)国防部長官は28日、東京で米国のオースティン国防長官と会談し、朝鮮半島と域内の安全保障懸案や韓米同盟の強化策などについて議論した。韓国国防部が伝えた。

 申氏は同日、韓日国防相会談、韓米日国防相会談に続き韓米会談に臨んだ。

 会談では北朝鮮が韓国に向けてごみなどをくくりつけた風船の散布を続けていることについて、明白な朝鮮戦争休戦協定違反であり韓国の主権を脅かすものだと強調した。

 そのうえで両氏は北朝鮮に対し、風船散布などの挑発を即刻中止するよう強く求めた。

 北朝鮮とロシアが軍事協力を深めていることについても議論。両国間の違法な武器取引や先端技術の移転などが、国連安全保障理事会の決議に明らかに違反していることを確認した。

 両氏は韓米同盟の連合防衛体制により北朝鮮の脅威を抑止し、共に対応する決意を改めて示した。

 また韓米首脳が先月の米ワシントンの会談で北朝鮮の核挑発に強力に対応する「朝鮮半島核抑止・核作戦指針」に署名したことについても言及。韓米の核協議グループ(NCG)の運営が進展を見せていることを評価し合った。

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