▲写真=NEWSIS

 26日(現地時間)、パリのセーヌ川で行われた2024年パリ五輪開会式の選手団入場時に、同五輪大会組織委員会が韓国を「北朝鮮」と紹介するというとんでもないミスが発生した。 オリンピック128年の歴史で初めてスタジアムではなく屋外で行われた今回の開会式では、代表選手団がスタジアムに歩いて入場するのではなく、船に乗ってセーヌ川を行進して入場した。

 この日、雨が降る中で選手団を乗せた船はパリ植物園近くのオステルリッツ橋を出発し、パリの名所を通ってエッフェル塔近くのトロカデロ広場まで6キロメートルのコースを行進した。

 韓国代表選手団を乗せた船は48番目に入場した。韓国の国名は英語では「Korea」だが、フランス語では「Corée」で、フランス語による表記順で入場が行われた。「Republic of Korea」という旗と大きな太極旗(韓国国旗)が翻る中、旗手の禹相赫(ウ・サンヒョク)=男子走り高跳び=とキム・ソヨン=女子飛び込み=をはじめとする韓国代表選手団は観衆の大歓声に応えた。

 問題は、フランス語でも英語でも「韓国」ではなく「北朝鮮」と紹介されたことだ。韓国はフランス語では「République populaire démocratique de Corée」、英語では「Democratic People’s Republic of Korea」と紹介されたが、これはどちらも「北朝鮮」を指す言葉だ。

 153番目に北朝鮮が入場した時の紹介は正確な言葉だった。このため、紹介時の呼称通りなら、この日の開会式には北朝鮮が2度入場したことになってしまった。

 開会式を見守った全世界のスポーツ・ファンは、「X(旧ツイッター)」などの交流サイト(SNS)で「とんでもない」という反応を見せている。

パリ=チャン・ミンソク記者

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