▲光州地方検察庁の全景。写真=聯合ニュース

 韓国の検察が最大野党・共に民主党光州市北区甲選挙区の予備選挙で、「電話広報室を運営し、国会議員に当選したら娘を補佐官として採用してやる」として政治資金を受け取った現職国会議員を起訴した。

 光州地方検察庁公共捜査部(徐栄培〈ソ・ヨンベ〉部長検事)は24日、「共に民主党の鄭俊鎬(チョン・ジュンホ)議員=光州市北区甲選挙区=を公職選挙法および政治資金法違反などの疑いで在宅起訴した」と発表した。また、鄭俊鎬議員が候補者だった当時の選挙事務所所属電話広報チーム長と交流サイト(SNS)担当職員の二人も公職選挙法違反の疑いで在宅起訴した。

 検察によると、鄭俊鎬議員は今年2月ごろ、第22代国会議員選挙前の党内予備選挙の過程で、電話広報員12人が約1万5000件の広報電話をし、広報員2人が約4万件の広報ショートメッセージを送る見返りに、520万ウォン(現在のレートで約58万円、以下同じ)を提供した疑いが持たれている。公職選挙法上、党内選挙運動関係者に金品を提供することはできないが、鄭俊鎬議員は広報員に給与を渡していた。

 鄭俊鎬議員はまた、昨年12月から今年2月にかけて、選挙事務関係者として申告していなかった6人に対し、党内選挙運動の給与として1680万ウォン(約187万円)を支給した疑いでも起訴された。

 検察は捜査過程で、鄭俊鎬議員が昨年7月ごろ、ある建設会社の代表に「国会議員に当選したら、娘を補佐官として採用してやる」と約束した見返りに、政治資金5000万ウォン(約560万円)を受け取ったことも把握している。検察関係者は「鄭俊鎬議員らの罪に対し、それ相応の刑が言い渡されるよう、最善を尽くす」と述べた。

光州広域市=チン・チャンイル記者

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