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株価不正操作で逮捕のカカオ創業者 検察で8時間の取り調べ=韓国
【ソウル聯合ニュース】韓国大手芸能事務所「SMエンタテインメント」の買収に絡み同社の株価を不正につり上げたとして23日に逮捕されたIT大手「カカオ」の創業者で経営刷新委員長の金範洙(キム・ボムス)氏が24日、ソウル南部地検で約8時間にわたり取り調べを受けた。
関係者によると、金氏は午前10時から午後6時まで取り調べを受けたという。
金氏は23日午前1時に逮捕され、検察は同日午後に取り調べを行おうとしたが、金氏の健康状態が理由で行えなかった。
検察によると、金氏は昨年2月、SMエンタの経営権を巡り対立する総合エンターテインメント企業HYBE(ハイブ)による株式公開買い付け(TOB)を妨害するため、SMエンタの株価をつり上げてHYBEが提示した買収価格を上回るよう操作した疑いが持たれている。
検察は金氏が株価操作計画を指示または承認したかなどについて調べていることが分かった。検察は金氏が事前に計画の報告を受け、承認したとみている。
ソウル南部地検は17日、金氏の逮捕状を請求。ソウル南部地裁は23日、「証拠隠滅や逃走の恐れがある」として金氏の逮捕状を発付した。