▲イラスト=UTOIMAGE

 韓国人のキム・ヨンフン氏(35)が知能指数(IQ)276で歴史上最も高いIQを持つ人物に選定された。

 世界マインドスポーツ委員会(World Mind Sports Council)は先日ホームページを更新し「キム・ヨンフンが米国の雑誌『リーダーズ・ダイジェスト』でIQ276の世界1位に選定された」と正式に発表した。世界マインドスポーツ委員会はマインドマップ創始者の故トニー・ブザン氏が設立した世界的な頭脳チャンピオンシップ運営機関だ。

 キム氏は世界マインドスポーツ委員会が主催する世界記憶力大会(World Memory Championships)でもIQ1位に選ばれた。相対評価となる世界記憶力大会は事前に選抜された高知能者を対象に、競争の形で多面的な検査を実施する。例えばIQ180の人が集まりトーナメント形式で対決して優勝者を決め、その過程で参加者のIQを総合的に評価するという形だ。

 キム氏は昨年11月に韓国記録院でもIQ最高記録保持者として正式に認定された。高IQ団体メガソサエティーでも唯一の韓国人会員で、世界天才人名辞典(World Genius Directory)やギガソサエティーなどでもIQ世界1位となっている。キム氏の前は中国系オーストラリア人教授のテレンス・タオ氏がIQ230で1位だった。

 キム氏はインスタグラムで「今年は光栄にもリーダーズ・ダイジェストが選ぶ歴史上最もIQが高い人物50人の1人に選ばれた」「重いタイトルだが、大韓民国を良いイメージで世界に知らせることができ、うれしく思っている」「全ての方々が韓国人として誇りを持ち、大韓民国を自慢できるよう期待している」とコメントした。

 キム氏は2015年にSBS放送「英才発掘団」に出演し、IQ世界3位となり注目を集めた。当時キム氏は無作為で置かれたポーカーのカード2セット(104枚)をわずか10分余りで全て記憶し話題を集めた。キム・ヨンフン氏は現在ノーベル賞受賞者7人を含むハーバード大学、イェール大学、プリンストン大学など世界最高の名門大学教授100人以上が会員となっている世界知能協会(USIA)の設立者兼代表として活動している。

チョン・アイム記者

ホーム TOP