▲イラスト=UTOIMAGE

 インドのある小学校で教室の壁が崩壊し、児童たちが転落する事故が発生した。タイムズ・オブ・インディアなどの外信が21日(現地時間)に報道した。

 報道によると、事故は19日昼12時30分ごろ、インド・グジャラート州バローダにある小学校7年生の教室内で発生した。児童たちは当時、昼休みでそれぞれ自分の席に座って話をしたり、席から立ち上がって集まったりしていた。

 平和に見えた教室の中は、あっという間に修羅場に変わった。窓際の壁面が一瞬にして崩れて床まで落ち、教室の3分の1ほどが消えてしまったのだ。このため、窓枠に寄りかかって座っていた児童や椅子に座っていてバランスを崩した児童など数人が転落した。

 この様子は、教室内部をとらえていた防犯カメラ映像が「X(旧ツイッター)」などの交流サイト(SNS)にアップロードされて公になった。この映像には、下に落ちた長いすに腰かけていて、かろうじて転落を逃れた児童や驚いて逃げる児童たち、このような児童たちを安心させようとする教師の姿も写っていた。

 背筋の凍るような事故だが、幸いなことにこの教室があったのは1階だったという。また、児童1人が負傷したが、軽傷で現在は治療を受け、ある程度回復したとのことだ。この他の被害は、教室の下に止まっていた自転車数台が破損した程度だった。

 その後、地域住民と学校関係者の間では、建物の安全性を巡り攻防が続いている。住民たちは「校舎に亀裂が生じて修理を要請したが、学校側は表面に石こうを塗っただけだった」と主張した。しかし、学校側は建築許可や安全関連の証明書をすべて持っているという見解だ。

ムン・ジヨン記者

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