▲警察関係者らが飲酒運転や税金滞納車の取り締まりを実施している様子(記事の内容とは関係がありません)。写真=news 1

 飲酒運転の疑いで立件された韓国大統領室の先任行政官に待機発令措置が下された。大統領室は20日、報道機関向けの公示で「該当の先任行政官には昨日(19日)付で待機発令が下され、職務から排除された。まもなく法の手続きにのっとって措置を取る予定だ」と明らかにした。大統領室はこの先任行政官に対して監察調査を行い、懲戒処分の程度を決めると伝えられている。

 この先任行政官は先月7日、ソウル市竜山区漢南洞で免許取り消しレベル(血中アルコール濃度0.08%以上)の状態で飲酒運転をしていたところを警察に摘発された。現場での飲酒数値の測定結果は免許停止(0.08%未満)水準だった。しかし、先任行政官はこれに従わず、採血を通じた飲酒数値測定を要求し、最終的に免許取り消し水準の数値が出たという。先任行政官は警察の取り調べを経て飲酒運転容疑で検察に送致された。先任行政官は飲酒運転で摘発された直後、大統領室にこの事実を報告したとのことだ。

 この先任行政官は昨年の大統領選挙時、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領候補陣営で活動し、現政権の発足以降は大統領室で勤務してきた。大統領室の関係者は「該当の先任行政官の不正は内部規定上、解任・罷免に該当しない事案だ」と述べた。これは、先任行政官が解任・罷免以外の懲戒処分を受け、引き続き大統領室に勤務する可能性があるという意味だ。

ヤン・スンシク記者

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