韓日交流
「aespaカリナ着用のメガネください」 10代日本人女性の76%がまねる韓国ファッション
日本の若い女性の間で韓国関連のファッション製品の人気が高まっている。四角形のメタルフレーム眼鏡やワイヤレスヘッドホンがファッションアイテムとして流行しているが、どちらもK-POPアイドルたちが愛用しているという共通点がある。
日本経済新聞は15日(現地時間)、韓国で流行しているファッション文化が日本の若者の間で大きな人気を集めている現象に注目した。同紙は「韓国発の商品やサービスでヒットが止まらない」「日本では『推し活』する高い若年層の購買意欲が旺盛。10代の4人に3人が韓国ファッションを参考にするという調査もあり、流行を積極的に追いかける」と報じた。
最近、日本の若者の間でレンズが四角い「スクエア型」のメタルフレーム眼鏡が人気を集めている。K-POPアイドルのメンバーたちがかけている姿が交流サイト(SNS)でシェアされて流行し始め、ファッション雑誌でもこの製品を大きく取り上げたという。日本の眼鏡ブランド「JINS(ジンズ)」ではスクエア型メタルフレーム眼鏡は2023年12月と比べ、今年5月の販売数量が3.2倍も増加した。JINS渋谷店の関係者は「2-3月ごろから着用や商品のスマートフォン画像を差し出す客が増えた。問い合わせの急増を受け、該当商品の陳列場所を目立つ位置に変えた」と話した。
ワイヤレスヘッドホンもファッションアイテムとして人気だ。若者行動を調査する「SHIBUYA109lab.」が15-24歳の女性510人を対象にしたアンケートを基に発表した「トレンド大賞2023」によると、ファッショントレンド2位に「ヘッドホンコーディネート」が入ったという。ソニーの2023年度におけるワイヤレスヘッドホン販売数量は前年比で30%増加し、特に20代以下の購買比率が最も高いことが分かった。東京・銀座のソニーストアは売り場に全身鏡を設置し、顧客がヘッドホンを試着できるようにした。売り場関係者は「ヘッドホンは音楽を聴くツールだけではなくファッションアイテム。消費者は洋服店で服を試着するのと同じ感覚でヘッドホンも試着している」と話した。
日本のフリマアプリ「楽天ラクマ」がまとめた「ファッションの参考にする国」というアンケート調査を2023年に実施した結果、10-40代女性と60代以上の女性で「韓国」を1位に挙げた。特に10代女性の75.9%が韓国を1位に挙げており、調査を始めた2016年以来、8年連続で韓国が1位になった。韓国の発展した情報技術(IT)環境やSNSの高い利用率が相まって、韓国発の人気商品が広がる傾向が続いていると分析されている。
韓国文化に詳しい恵泉女学園大学の李泳采(イ・ヨンチェ)教授は同紙に「韓国でアイドルになれば世界での成功が保証されている。商品のヒットにも同じ構図がある」「大衆の間で良い評価を受ければあっという間に拡散する成功が保証される構図が作られている」と語った。
イ・ヘジン記者