【ソウル聯合ニュース】韓国のロッテグループは19日、各事業の責任者や系列会社社長などを集め、ソウル市内で辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)会長主宰の会議を開く。同グループが上半期と下半期に開く会議で、グループが進む方向や事業戦略が話し合われる。今回開かれる下半期の会議では上半期の経営を振り返る発表も行われる見通しだ。

 

 会議には辛会長の長男で韓国ロッテ持ち株会社の未来成長室長(専務)を務めるユヨル(日本名・重光聡)氏も出席する。

 ユヨル氏はグループの新事業の管理や新たな成長エンジンの発掘にあたる一方、ロッテバイオロジクスのグローバル戦略室長も兼任しておりバイオ事業の経営に携わっている。

 同会議には今年上半期から出席している。これまではあまり発言することはなかったが、辛会長からユヨル氏へのグループ継承の動きがみられる中で、今回同氏がグループの中長期戦略に関する発言をするか関心が集まる。 

 ユヨル氏は先月、日本のロッテホールディングス(HD、本社・東京)の取締役に選任された。同社取締役に就任したことで韓日双方の持ち株会社に対し影響力を行使することになった。

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