【ソウル聯合ニュース】サッカー男子韓国代表の洪明甫(ホン・ミョンボ)新監督が15日、北米3カ国共催の2026年ワールドカップ(W杯)に向けた外国人コーチを選任するため、欧州へ出発した。洪氏は13日に正式に就任した。

 洪氏は仁川国際空港で記者団に「サッカーへの考え方、韓国サッカーへの理解度を聞いて決めたほうがいいと判断し、直接行くことにした」として、「現代サッカーの要はコーチの分業化だ。いかに細分化し、専門性を引き出して最大化するかが私の役目」と語った。また、「これまで多くの外国人コーチが韓国で活動したが、効率的ではなかったと思う」とし、「韓国人コーチとの関係などをうまく調整しながらこれからどうやっていくかを考える」との方針を示した。

 コーチ候補などの詳細は明かさなかったが、スペインとポルトガルを訪れる計画という。

 洪氏はアジア史上最高となる4位に上った2002年韓日大会で韓国代表の主張を務めた。14年ブラジル大会では監督として代表を率いたが、1次リーグで敗退し辞任。21年からはKリーグ・蔚山の監督を務めていた。

 韓国サッカー協会は今年2月、クリンスマン監督を解任し、後任選びを進めてきた。今月初めにようやく洪氏を指名したものの、多くのファンは「手続きが不透明だ」などと反発している。洪氏は「多くの方々の心配は理解するが、応援してほしい」と語った。

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