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尹大統領が訪米終え帰国 同盟・友好国との連携強化
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は12日、5日間の訪米を終え、ソウル南方、京畿道・城南のソウル空港(軍用空港)に帰国した。
尹大統領はワシントンでの北大西洋条約機構(NATO)首脳会議(10~11日)に合わせ、米国、日本を含め約10カ国と首脳会談を行ったほか、NATOのインド太平洋地域のパートナー国(IP4)と呼ばれる韓国、日本、オーストラリア、ニュージーランドによる首脳会談に出席した。またNATOが欧州や米国の五つのシンクタンクと共催したNATOパブリックフォーラムで演説した。
韓米首脳会談では北朝鮮の核挑発に強力に対応することを柱とする「韓米朝鮮半島核抑止核作戦指針に関する共同声明」を採択。北朝鮮の核の抑止と対応のために米国の核資産を有事・平時を問わず朝鮮半島での任務に割り当てることが初めて文書で確約された。
尹大統領はワシントン訪問に先立ち、8~9日にハワイを訪問した。インド太平洋軍司令部や国立太平洋記念墓地を訪れ、堅固な韓米同盟を改めて確認した。
尹大統領は今回の米国訪問を通じてロシアと北朝鮮の軍事・経済協力強化に強い警告のメッセージを出し、同盟・友好国との連携を通じてロシアや北朝鮮などの無謀な挑発を粉砕することの重要性を強調した。