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韓米が局長級協議 北朝鮮人権問題解決へ協力策議論
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の李埈一(イ・ジュンイル)朝鮮半島政策局長は11日、米国務省のターナー北朝鮮人権問題担当特使とソウルで面会し、北朝鮮の人権状況改善に向けた韓米の協力について協議した。
外交部によると両氏は、9月の国連総会第3委員会(人権)や11月の国連人権理事会の「普遍的審査」などの機会を活用して、北朝鮮の人権問題に関心が集まるよう努力することを確認。北朝鮮の経済・労働問題解決や、グローバルサウスと呼ばれる新興国・途上国を対象にした北朝鮮人権問題への取り組み拡大に向け方策を検討することも申し合わせた。
5月に外交部の朝鮮半島平和交渉本部が朝鮮半島政策局に改編されて以降、北朝鮮の人権を巡る韓米の局長級協議が開かれるのは初めて。李局長はカナダとも局長級協議を開催している。
10日に来韓したターナー氏はこの日、ソウル市が主催した北朝鮮人権問題に関するフォーラムに出席した。13日まで滞在し、政府や市民団体の関係者らと面会して北朝鮮の強制労働問題などについて議論する予定だ。