社会総合
「週末なのに静か」「並ばず入れる」 ぼったくり騒動に揺れた済州島の今
【NEWSIS】「脂身サムギョプサル騒動」でぼったくりの汚名を着せられるなど否定的な評価が相次いだ済州島で、今年に入って韓国人観光客の数が減少する中、済州を訪れたネットユーザーが投稿した旅行の感想が話題になっている。
インターネットのコミュニティーサイトには8日「済州島の有名な観光地の近況」と題する文章のスクリーンショットと動画が共に投稿された。この投稿はこの日午後12時現在で15万1000回以上の閲覧数を記録するなど高い注目を集めた。
元の文章はSNS(交流サイト)に書き込まれたもので、投稿者のAさんは「週末を挟んで3泊4日だったので、各地で並ぶのを覚悟していたのに、街に人があまりいない」として「ニュースでは見ていたけれど、こんなに観光客がいないとは(思わなかった)」とつづった。
さらに「(おかげで)快適に旅行ができた。ほとんど並ばなかったし、きょうだいが有名キンパ店を予約したときには、朝は電話がつながらなかったが昼にかけたら一発で予約できた」と明かした。
その上で「インスタグラムで話題になっている場所も混雑していない。静かだ」「みんな東南アジアとか日本に行ったのかな」と続けた。
この投稿のスクリーンショットを転載したBさんが「(済州は)もはや死にかけているんだな」とつづると、これを見たネットユーザーらが即座に反応した。
あるネットユーザーは「もっともっと、そうなってほしい。それでもどうせ(済州は)目を覚まさないだろうけど、(ソウルの)広蔵市場や仁川を見れば分かるよね」とつづり、別のネットユーザーは「済州島で使うカネがあれば、海外で豪華なおもてなしを受けてくるよ」と書き込んだ。
済州特別自治道観光協会(JTA)によると、今年1-6月に済州を訪れた韓国人観光客は暫定で595万345人で、前年同期の643万8680人から7.6%減少した。
月別に見ると、1月は95万3547人(前年同期比マイナス6.2%)、2月は90万3856人(マイナス13.2%)、3月は93万980人(マイナス10.5%)、4月は105万7080人(マイナス5.3%)、5月は109万1854人(マイナス4.0%)、6月は101万3028人(マイナス6.9%)で、国内からの観光客数の減少傾向が続いている。
チェ・ヒジョン記者