【TV朝鮮】(アンカー)

 金建希(キム・ゴンヒ)大統領夫人側が、「ブランド品授受疑惑」を捜査中の検察にチェ・ジェヨン牧師とやりとりしたカカオトークの内容を提出しました。ここには、チェ牧師が金夫人と会うために民主党を批判し、協力関係にあった「ソウルの声」のイ・ミョンス記者を非難する内容も含まれています。チェ牧師は検察に、こうした内容を省いて一部のみを証拠として提出していました。アン・ヘリ記者の独自取材でお伝えします。

 (記者リポート)

 チェ・ジェヨン牧師は金建希夫人と会うために、自分と「ソウルの声」が金夫人の側であることを強調しています。

 TV朝鮮が金夫人側から入手したカカオトークのメッセージには、民主党と李在明(イ・ジェミョン)前代表、曺国(チョ・グク)祖国革新党代表をおとしめる内容も含まれています。

 2022年2月、「民主党は国力(国民の力)よりもずる賢くて軽い既得権者たち」と言い「李在明候補側では尹錫悦(ユン・ソンニョル)候補夫妻を悪魔化している」「曺代表がSNS(交流サイト)で同情集めをしている」というメッセージを送りました。

 チェ牧師は、ブランド品を買って自分に渡し、盗撮動画を公開した「ソウルの声」のイ・ミョンス記者も非難しています。

 イ記者が大統領選挙前に金夫人との7時間の電話録取記録を公開したことについて、チェ牧師は「どういう男があんなもの(7時間の録取記録)をばらしたのか」と言っていました。

 チェ牧師は、金夫人とのメッセージのやりとりを検察に全て提出したと主張しましたが、

 チェ・ジェヨン牧師(今年5月、検察に2回目の出頭をした当時)

 「全てのカカオトークの内容の全てが提出されていました」

 こうした内容は省かれていました。漏れた理由についてチェ牧師側は「金夫人との私的な対話、第三者に関する内容だから」とコメントしました。TV朝鮮、アン・ヘリがお伝えしました。

(2024年7月8日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)

ホーム TOP