【ソウル聯合ニュース】韓国の海洋水産部が毎年行う大統領への業務報告で、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権が発足した2022年からは「独島」に言及していなかったことが8日、分かった。

 最大野党「共に民主党」の林美愛(イム・ミエ)国会議員が海洋水産部から提出を受けた資料によると、同部は李明博(イ・ミョンバク)政権時代の5年間、大統領業務報告で独島に計28回言及。次の朴槿恵(パク・クネ)政権時には26回言及した。文在寅(ムン・ジェイン)前政権時代の2017年から21年までは計39回言及。文前政権時代には業務報告で「独島など海洋領土を取り巻く周辺国の動きが続いている」「独島の管理強化」などの内容が入っていた。

 林氏は尹政権発足後、海洋水産部が業務報告で独島に言及していないことについて、「尹政権の対日屈従外交に合わせ、独島を守る意志を放棄したのではないか」として、「独島は重要な海洋領土であり、これを守るための政府の意志が業務報告で明確に示されなければならない」と強調した。

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