【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子が5日発表した4~6月期の連結決算(速報値)によると、本業のもうけを示す営業利益は10兆4000億ウォン(約1兆2150億円)で前年同期の約15倍となった。人口知能(AI)市場拡大による半導体メモリーの需要回復や価格上昇などにより半導体の業績が大幅に伸びたとみられる。

 4~6月期の売上高は前年同期比23.3%増の74兆ウォンだった。

 営業利益、売上高とも市場の予想を大きく上回った。

 サムスン電子の四半期ベースの営業利益が10兆ウォンを超えたのは2022年7~9月期以来となる。23年通期の営業利益(6兆5700億ウォン)も上回った。DRAMとNAND型フラッシュメモリーの価格上昇により、半導体メモリーの業績が市場予想を大きく上回った。

 事業部門別の業績は後日発表される。証券業界は主力の半導体事業を担うデバイスソリューション(DS)部門で4兆~5兆ウォンの営業利益を出すと推定したが、業績予想を上方修正するとみられる

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