▲写真=UTOIMAGE

 京畿道竜仁市内のマンションで今月1日、共用玄関の屋根が崩落していたことが分かった。現場の写真はインターネット上で拡散されたが、屋根の断面に鉄筋が見当たらず、手抜き工事の疑惑が浮上している。この問題について、マンションのある同市水枝区の区庁は「施工会社が調査している」と説明した。

 水枝区などが3日に明らかにしたところによると、1日午後2時30分ごろ、同区豊徳川洞にあるマンションで共用玄関の屋根が崩れ落ちた。事故発生当時はごう音が鳴り響いたという。この事故による人的被害はなかった。

 マンションの住民は、インターネットのコミュニティーサイト「ボベドリーム」に「竜仁の水枝マンション1階の玄関崩壊」というタイトルの書き込みをアップした。投稿者は「昨日、妻が家で皿洗いをしていたら大きな音がしたので外に出てみたら、こんなことになっていた」として、共用玄関の屋根が崩れ落ちている写真を添付した。さらに「誰も通っていなくて本当に幸い」と続けた。

 公開された写真を見ると、崩れた屋根が上からぶら下がり、玄関入り口を半分ほど塞いでいる。よく見ると、崩れた屋根の内部に鉄筋が見当たらないため、手抜き工事ではないかとの疑惑も浮上している。

 ネットでは「鉄筋はどこ?」「古い建物に見えるけど、何十年も大丈夫だったのが不思議」「コンクリートをボンドでくっつけたんだね」などの反応が見られた。「ああいう場所(共用玄関の屋根)は後から打設する場合がある。鉄筋を入れて建物本体とつなげるべきなのに、鉄筋がないということは明らかに工事の仕方が間違っている」と指摘する人もいた。

 この騒動を受け、水枝区側はチョソン・ドットコムの取材に対し「崩れ落ちた屋根の対応作業を行った際、鉄筋はあった」としながらも「建物につながる部分には鉄筋がなかったが、施工の際に入れなかったのか、設計段階からなかったのか、施工会社が調査している」と説明した。

 マンション側は、すべての共用玄関を調査して修理する予定だという。このマンションは1994年に完工したもので、警察と水枝区では現在、正確な崩壊原因を調査している。

チェ・ヘスン記者

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