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ソウル9人死亡事故 地裁が運転手の逮捕状棄却
【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウル中心部の地下鉄市庁駅近くの交差点で車が歩道に突っ込み歩行者ら9人が死亡した事故で、ソウル南大門警察署は4日、ソウル中央地裁が運転していた60代後半の男の逮捕状を棄却したと明らかにした。
同警察署によると、地裁は「(男が)出頭に応じない理由、もしくは逮捕の必要性を断定するのは難しい」と説明した。男が入院して治療を受けており、警察の保護を受けているため、逮捕状を棄却したとみられる。
男は1日午後9時半ごろ、ソウル市庁駅近くのホテルの地下駐車場を出た後、一方通行の道路を約200メートル逆走し、ガードレールに衝突して歩道に突っ込んだ。事故により9人が死亡し、7人がけがをした。男は肋骨を骨折し、病院に入院している。
警察は4日午後、男に対する初めての取り調べを行う。男は「車が急発進した」などと主張しており、警察は男が急発進を主張する理由や根拠、逆走した理由などを調べる方針だ。