▲韓悳洙(ハン・ドクス)首相 写真=news 1

 韓悳洙(ハン・ドクス)首相が3日、「前政権から引き継いだ経済状況を見た時、破綻するかもしれないと思った」と述べた。

 これは韓悳洙首相が同日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が主宰した会議「下半期経済政策方向および動態経済ロードマップ発表」で、「今や国際的に、また国内的に我々が経済運営に関しては心配をあまりしなくてもいい状況になった」とした上で言ったものだ。

 同首相は「我々が引き継いだ経済は財政の放漫運営により、赤字が全世界から警告を受けるレベルだった。金利がほぼ10倍、あるいは3倍ずつ上がっていたので、正常に考えれば経済運営ができないような状況だった」と振り返った。

 そして、「前政権は国内総生産(GDP)に対する国家負債比率を大幅に増やした。その時のままなら、現政権が終わる2027年には負債比率が70%に達し、ほぼ破綻の水準に達していただろう」と指摘した。

 だが、「現在の成長率は2.6%で、米国に次ぐ伸びだ。雇用は今までの歴史の中で最も高い水準を示している」として、韓国経済が回復期に入ったことを強調した。

 それと共に「各企業が厳しい中でも持ちこたえて世界市場に出て、研究・開発(R&D)を継続しているので、今では『韓国経済は絶対に破綻しない』と確信が持てるようになった。今は我らの最高のリーダーを中心に団結してやり遂げていくだけ、と申し上げたい」と述べた。

 また、同首相は「金利はまだ高いが、希望的に見れば今や金利は下がる方向しかないと考えている。今年下半期になれば全世界で少し下がる動きが現れ始めるだろう」と、金利引き下げについての意見も示した。

世宗=イ・シンヘ記者

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