【ソウル聯合ニュース】韓国の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)大統領秘書室長は1日、国会運営委員会で、政府と国会の懸け橋の役割を担う「政務長官」のポストを新設すると発表した。

 鄭氏は「政務長官のポストを新設し、国会と政府との実効的で実質的な意思疎通を強化していく」と表明。そのうえで、「主な政策懸案や国政懸案について議員の皆さんの意見を十分に聴き、また十分に説明し、継続的に協議していきたい」と述べた。

 国会で最大野党「共に民主党」が過半数の議席を握っていることを受け、国会との意思疎通を強化する考えとみられる。

 政務長官は「大統領が特別に指定する事務または大統領の命を受け首相が特別に指定する事務」を行う。金大中(キム・デジュン)政権時代に廃止され、李明博(イ・ミョンバク)政権が発足した2008年に「特任長官」との名称で復活し、朴槿恵(パク・クネ)政権時代の13年に再び廃止された。政務長官は大統領の意向をよく理解しなければならず、政権の実力者が務めてきた。

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