▲イラスト=UTOIMAGE

 【NEWSIS】中国の90代の女性が20年以上にわたり使っていた料理道具が手りゅう弾だったことが分かり、人々に衝撃を与えている。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が先月27日(現地時間)に報道した。

 報道によると、中国中部の湖北省襄陽市で暮らしている90代女性は20年前、農場で働いていた時に棒状の金属の物体を見つけた。

 女性はこの金属の形を見てハンマーだと勘違いして家に持ち帰り、さまざまな家事に使い始めた。トウガラシをひいて粉にしたり、木の実を割ったり、クギを打ったりするのに使ってきたという。

 20年間使ってきた道具が極めて危険な物だということは最近になって分かった。先月23日、女性の古い家を撤去しに来た作業員たちが、この道具を見て手りゅう弾だと気づき、当局に通報したためだ。

 通報を受けた公安当局は爆発物処理班を現場に派遣した。

 手りゅう弾の木製の持ち手部分は長年使われてきたためか滑らかでツヤツヤしていたという。金属の部分はこれまでの作業で打ち付けられてきて、穴が複数あいていたとのことだ。

 手りゅう弾は旧式だったが、いつでも爆発する危険性がある状態だったとのことだ。

 中国メディアは「女性が使っていた手りゅう弾は中国製67式手りゅう弾だった」と報道した。

イ・ヘス記者

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