▲イラスト=UTOIMAGE

 インドでの集中豪雨で、首都ニューデリーにある国際空港の屋根の一部が崩落する事故が発生した。このため1人が死亡、8人が負傷し、航空機の運航が遅れている。ヒンドゥスタン・タイムズなどの外信が28日(現地時間)に報道した。

 報道によると、28日午前5時30分ごろ、ニューデリーのインディラ・ガンディー国際空港(IGIA)第1ターミナル出発ロビーの車両乗降場で屋根の一部が崩落したとのことだ。同空港側は「豪雨と強風によって屋根が崩落した。負傷者がいるため、医療支援を提供しているところだ」と明らかにした。

 現地の消防当局は「1人が死亡、8人が負傷したと把握している。屋根の下にあった車が破損した」と伝えた。「X(旧ツイッター)」などの交流サイト(SNS)では悲惨な現場の様子が動画でシェアされている。動画には倒れた柱の下敷きになった車が完全につぶれている姿や、紙クズのようにクシャクシャになった屋根の残骸(ざんがい)が写っている。

 同空港側は、現場で事態収拾に当たると同時に、安全点検のため同日午後2時まですべての航空機の出発を中止することにした。また、事故が起きた第1ターミナルを利用する航空会社のインディゴとスパイスジェットでも午後2時まで航空機の運航が中止または遅延となる。

ムン・ジヨン記者

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