【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部のイ・ソンジュン広報室長は27日の記者会見で、北朝鮮がごみなどをぶら下げた風船の散布を続ける場合、南北軍事境界線付近での拡声器を使った北朝鮮向け宣伝放送を再開する方針を明らかにした。

 北朝鮮は24日から3日連続で韓国に向けて風船を飛ばしている。

 イ氏は「きょうは放送は実施しない」としながらも、「北は紙くずをいれたごみ風船を飛ばしているが、われわれは北に自粛の時間を与えるため、放送を中止していた」と説明。「北がごみ風船を飛ばし続ける場合、放送を再開せざるを得ない」と警告した。

 韓国軍は北朝鮮の風船散布への対抗措置として9日、南北軍事境界線付近で北朝鮮向けの宣伝放送を約6年ぶりに実施したが、その後は行っていない。

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