▲イラスト=UTOIMAGE

 韓国の学習塾で、授業中に小学2年生の児童が4年生の児童に鉛筆で顔を引っかかれ、けがをしていたことが分かった。

 この事件は、大田・世宗地域の育児・教育関連コミュニティーサイトに24日に書き込まれて明らかになった。4年生の児童が2年生の児童の左顎から額にかけて鉛筆で線を書いて傷つけたという。加害児童と被害児童は同じ学校ではないことが分かった。被害児童の保護者は職場で事件の連絡を受けて児童を病院に連れていったため、加害児童や学習塾側からまだ十分に話を聞いていないという。

 被害児童の保護者が投稿した写真を見ると、子どもの額の真ん中から眉毛、目を経て左頬から顎まで長い傷痕が確認できる。一歩間違えば目をけがする可能性もあったとみられる。被害児童は事件直後は目を開けるのもつらかったとのことだが、夜遅かったため救急診療を受けただけで整形外科や眼科の診察は受けられなかったという。

 被害児童の保護者は「学校暴力(いじめ)相談の結果、これは学校暴力に相当すると言われた」として「子どもの顔がこんなふうになってしまって、見ているだけで胸が張り裂けそうだし怒りがこみ上げてくる。こんなに長い傷を顔に付けるなんて信じられない。もし目に深く刺さっていたらどうなっていたことか」とつづった。さらに「傷が治っても痕が残るだろうし、傷痕の治療にどれくらいかかるのか、子どもがつらいだろうなと考えると本当に悔しい」「相手は子どもだとはいえ、相手の保護者や学習塾側がどう対応してくるかによって、学校暴力として通報するか、民事訴訟でも起こしたい気持ち」と続けた。

 これを読んだネットユーザーらは、コメントで「子どもがどんなにびっくりしたことか。顔に傷痕が残らないことを願うし、心の傷もきちんと癒えるよう祈っている」「本当に、あまりにも深刻。小学4年生が自分より幼い子にあんなことをするなんてあり得ない。塾は何をしていたんだろうか、理解できない」「写真を見ただけでも怒りがこみ上げてくるのに、親の立場だったら怒りどころじゃ済まないと思う」「目は大丈夫なのかな。万が一目に何かあったら相手はどうするつもりだったのか」「2年生の子を持つ親として人ごととは思えない。うちの子も塾で4年生にいじめられたことがある」などの反応を示した。

 強硬対応をすべきだとアドバイスする人もいた。「加害者の学校の校長室に電話すべき。親同士が話し合って終わらせるような問題ではない」「加害児童は厳しく罰せられてほしい」「学習塾側にも大きな責任がある。可能な限りの全ての措置を取るべき」「警察に必ず通報して、周りにいた子たちの証言や病院の診断書をきっちりまとめて提出したほうがいい」などのコメントを寄せた。

イ・ヘジン記者

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