▲生産された半導体ウエハーを確認するサムスン電子の研究員。/サムスン電子

 サムスン電子の韓国国内のファウンドリ(半導体受託生産)事業部で、半導体のウエハー製造工程で欠陥が発生したことが分かった。同社が26日、明らかにした。

 韓国の財界などによると、このほどサムスン電子ファウンドリ事業部のウエハー製造工場で、品質に影響を及ぼす欠陥(affect)が発生し、このため収率にも影響が出る可能性があることが分かった。正確な被害規模は明らかになっていない。

 24日の工程で事故が発生し、現段階で分かっている被害規模はウエハー約50枚程度だという。この規模の事故は、社内の事故対応分類では「Dクラス」の事故に当たるという。

 ただし、証券関係者の間でうわさされている「全量廃棄」ではないことが分かった。現在は、事故があったラインで生産した製品の正確な状態などを詳しく評価しているという。

イ・ジョング記者

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