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ロッテ会長の長男 日本持ち株会社の取締役に=グループ継承本格化
【ソウル聯合ニュース】韓国ロッテグループ会長の辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)氏の長男ユヨル氏が26日、日本のロッテホールディングス(HD、本社・東京)の取締役に選任された。これにより、東彬氏からユヨル氏への経営権継承に向けた動きが本格化する見通しだ。
業界関係者によると、ロッテHDはこの日東京で株主総会を開き、ユヨル氏の取締役選任案を可決した。ユヨル氏は2020年、部長として同社に入社した。
一方、東彬氏の兄でSDJコーポレーション会長の辛東主(シン・ドンジュ、日本名:重光宏之)氏は、自身の取締役復帰と東彬氏の取締役解任を求める議案を提出したが、否決された。東主氏は16年から10回にわたり株主総会で復帰を試みたが、いずれも東彬氏に敗れている。
今回の株主総会では、ロッテHDの筆頭株主の光潤社と東主氏を除いた株主が東彬氏父子を支持したという。
業界では、ユヨル氏が取締役に就任することで韓日双方の持ち株会社に対し影響力を行使することになったとの見方が出ている。