【鎮川聯合ニュース】韓国の大韓体育会(韓国オリンピック委員会)はパリ五輪の開幕を30日後に控えた26日、韓国代表がトレーニングする忠清北道・鎮川選手村でメディア向けイベントを開催した。

 大韓体育会の李起興(イ・ギフン)会長、張在根(チャン・ジェグン)国家代表選手村長、鄭岡銑(チョン・ガンソン)選手団長をはじめ、アーチェリーの金済徳(キム・ジェドク)、水泳の黄宣優(ファン・ソヌ)、体操のキム・ハンソルなど韓国選手団のスター選手とコーチ陣が出席し、健闘を誓った。

 韓国選手団長に選任された鄭氏は、「重大な任務を引き受けることになり非常に光栄だ」として「パリから戻る日まで選手団のために献身することを約束し、けがの予防と安全管理に努める」と述べた。

 選手団の総監督を務める張氏は、「韓国は21競技に最大142人の選手を派遣する」と明らかにした。

 ハンドボール女子を除く団体球技の不振により、韓国選手団は1976年のモントリオール大会以降の夏季では最少規模となった。21年の東京大会に比べ90人、1996年のアトランタ大会と比べると170人少ない。

 出場枠がまだ確定していない陸上の選手数が決まれば、パリ五輪に出場する韓国選手の数は141人、または142人となる。

 李起興会長は「金メダル5個を獲得し、総合15位の維持を目指す」と述べ、張氏は「各競技とも勢いに乗っており、それ以上の結果もあり得る」と説明した。

 100年ぶり、3回目となるフランスの首都パリでの五輪は、日本時間の7月27日午前2時半に開幕する。

 大韓体育会は来月9日に韓国選手団の結団式を開催。先発隊は同月11日、本陣は20日にそれぞれパリに向けて出発する。

 韓国代表の選手たちは、大韓体育会が12年のロンドン大会以来12年ぶりに設けた現地のトレーニング施設で時差に慣れ、コンディションを調整する。

 「チームコリア・パリプラットフォーム」と名付けられたこの施設は、パリ近郊・フォンテーヌブローにあるフランスの軍事施設内に7月12日にオープンし、五輪閉会式が行われる8月11日まで運営される。

 16競技の選手が選手村に入村する前にこの施設を利用する予定だ。

 また、大韓体育会は韓国から同行した調理師が作る韓国料理の弁当を選手村に配達し、選手たちの胃袋を支える計画だ。

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