社会総合
日本の6.6倍…韓国の飲酒運転摘発件数13万283件
飲酒運転取り締まりの基準となる血中アルコール濃度は0.03%以上で、この数値は韓国と日本で同じだが、摘発件数は韓国の方が日本の6.6倍も多いことが分かった。
サムスン火災交通安全文化研究所が23日に公表した。それによると2022年の飲酒運転摘発件数は韓国が13万283件、日本が1万9820件だった。
この違いについて同研究所は「日本は韓国よりも20年早く飲酒運転関連の規制を強化し、飲酒運転を自制する成熟した交通文化がすでに定着しているため」と説明した。また日本では同乗者や酒類の提供者など飲酒運転当事者の周辺の人物も厳しく処罰しており、これにより飲酒運転に対する意識を高めているという。
韓国では2018年に釜山で飲酒運転による事故で当時大学生だったユン・チャンホさんが犠牲になり、その後飲酒運転の取り締まり基準や処罰などを一気に厳しくするいわゆる「ユン・チャンホ法」が施行された。さらにコロナの感染拡大を防ぐためのソーシャルディスタンスなどの広がりもあり飲酒運転は減少した。
ところが2022年は飲酒運転の摘発件数が13万283件、昨年は13万150件とコロナ渦前の19年(13万772件)と同じ水準に戻っている。
ハン・イェナ記者