事件・事故
ソウル・鍾路の屋台通りに凶器を振り回す男、現場近くで食事中の警察官が駆け付けて制圧
ソウル市鍾路区のポジャンマチャ(飲み屋屋台)通りで今月16日、凶器で市民らを脅した30代の男が、たまたま休務日で食事をしに来た警察官に制圧された。
韓国警察などが20日に明らかにしたところによると、人でごった返す週末の鍾路ポジャンマチャ通りに凶器を持った男が現れ、市民を威嚇しながら暴れた。
公開された監視カメラの映像を見ると、黒い半そでシャツ姿の男が手に凶器を持って歩いており、突然屋外のテーブル席に座っていたポジャンマチャの客たちに近づいていく。
驚いた客たちが立ち上がって椅子で男を防御しようとすると、男は椅子を奪おうとしながら凶器で威嚇した。
男はしばらく大暴れしていたが、車道に座り込むと、その瞬間何者かが駆け寄って背後から男を倒し、両手をひねって制圧した。
男を制圧したのは警察官で、この日は休みだったため近くで食事をしていたところ、現場を目撃して駆け付けたのだった。
逮捕された男は警察の調べに対し「パフォーマンス・アートをしていただけだ」と供述しているという。
警察は男が凶器を事前に準備していたのかなど、正確な事件の経緯を調べている。
キム・ミョンイル記者