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軍高官の情報をネットから削除 北朝鮮による情報収集阻止=韓国
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が複合的な挑発行為や最前線での活動を活発化させるなか、韓国軍がオンライン上に掲載されていた高官の個人情報を削除するなどセキュリティーの強化に乗り出したことが、19日までに分かった。
軍消息筋によると、ネット百科事典「ナムウィキ」に掲載されていた複数の現役将官の情報が最近になって削除された。
ナムウィキは有名人や事件などの情報を不特定多数が作成・編集できるサイトだ。
ここには韓国軍制服組トップの金明秀(キム・ミョンス)合同参謀本部議長をはじめ、四つ星将官やその他の軍高官について指揮手法や服務中のエピソードなどが記述されていた。
情報の削除は軍からの指示ではなく、将官らが秘書を通じて個別にサイト側に要請したという。
北朝鮮が韓国軍の主要人物に関する情報を容易に入手できることから、セキュリティーの脆弱(ぜいじゃく)性を高める恐れがあると判断したようだ。
軍関係者は「敵が情報を探すのに役立つ面があった」として「保安強化のために情報の遮断が必要だという判断があったとみられる」と説明した。